臨中ネットでは、研究者向けに提供するデータを、臨中ネットで定義した標準的なデータベースの中から、研究者が作成した条件による問い合わせ(SQL)を実施して抽出します。研究者がこれらのデータを実際に研究に用いる際には、提供されるデータベースの内容と発生源である電子カルテのデータとの一致性や、何らかの制限がある場合にはその内容、さらにそれらをどのように検証しているのかといった、いわゆるバリデーションに関する情報が求められます。
臨中ネットでは、SWG4の活動を通して、まずSS-MIX2自体のバリデーションに関する検討が行われてきました。富士通GXおよびNEC電子カルテから出力されるSS-MIX2データと電子カルテのデータを比較するツールが開発され、各病院におけるSS-MIX2の修正や固有の問題の確認が行われました。その後、臨中ネットとしての標準的なデータベースが定義され、SS-MIX2からの標準抽出ツール(SS-MIX2自体を用いるものやトランザクションログをベースとするものなど複数存在)を用いて、臨中ネットデータベースが構築されるに至りました。
当チームでは、これらの成果を踏まえ、まだ検証が行われていない施設も含め、最終的に提供されるデータの品質管理方法、すなわちバリデーションに関する活動に取り組んでいます。