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標準化

(北海道×九州)

これまでの活動

定義と実証

2024年度までの大阪大学医学部附属病院を中心とした旧SWG3(サブワーキンググループ3)では、臨床研究におけるリアルワールドデータ利用を前提とした「標準コードの定義」と「維持管理フローの実証」を推進しました。臨床研究での実用性を重視し、成果を旧SWG5(データ出力)のSS-MIX2Standardized Structured Medical Information eXchange:厚生労働省電子的診療情報交換推進事業)を利用した出力ツールへ継承し、変換マスタを整備する方針を決定しました。また、検体検査では標準コードにJLACを採用し、JLACセンター(一般社団法人 医療データ活用基盤整備機構内)に採番を問い合わせる運用フローを実証しました。

【標準コードの定義の対象】 「令和5年度(2023年度)第2SWG長会議【資料8-1SWG3報告資料」より

現在の取り組み

体制構築と実践

 2025年度からの事業で標準化を担当する北海道大学病院・九州大学病院を中心とする新チームでは、 「現状把握」のため、以下の調査を実施しました。
202511月)

 「医薬品・検査について、現在、継続して標準コードを登録する体制はありますか。」 全15拠点病院を対象とした調査の結果、 医薬品は15拠点(100%)で体制を構築していますが、運用面で課題は残り、一方で、検体検査は9拠点(60%)が体制未整備であるとの厳しい現状が判明しました。
このアンケート結果を考慮し、新チームは、全拠点病院が自律的に標準化を継続できる体制を構築し、その知見を全国の医療機関へ展開するための「3か年計画」を策定し、その計画を支える「4つの取組み」を実施します。

具体的な取組み(例)
  • 臨中ネットにおける検体検査項目の採番に関する優先順位を決定。

    SWG3で定義した「臨中ネット標準検査項目」のうち、電子カルテ情報共有サービスの「検査43項目+感染症5項目」を優先し、臨中ネットで実施される研究で必要となる項目を順次追加します。

  • 薬剤用法標準化の実践的な取組み。

    薬剤用法の標準化について、各拠点病院の薬剤師を中心に困難事例を共有し、解決策を検討します。2025年度末に用法等に関するガイドラインの原案を作成する予定です。

  • 全拠点病院の標準化体制・手順整備に向けた取組み。

    電子カルテ情報共有サービスのモデル事業に参加中の拠点病院と連携し勉強会を開催し、特に臨床検査部門担当者に向けた標準化の重要性や必要性を伝える短編ビデオを作成しました。
    ほか

今後の展望

成果を全国の一般の医療機関へ展開

標準化チームは、成果を全国の一般の医療機関へ展開することを目指しています。
  • 2026年度のゴール:

    各拠点病院において「標準化体制図」および「標準化手順書」の第1版を完成させます。

  • 2027年度のゴール:

    臨中ネットで得られた知見を、一般の医療機関も参照可能な「標準化に関するガイドライン」として策定し、提言を行う予定です。